![]() A= アプリリア D= デルビ H= ホンダ I= イタルジェット P= プロトン KR S= スズキ T=TSR ホンダ Y= ヤマハ ![]()
![]() 125ccクラス-序盤からニューカウル装着のバンサンが飛び出し、デ・アンジェリスがそれを追う。ポッジャーリは大きく出遅れ、15位あたりから追い上げる。宇井は1周目4位につけるも、その後少しずつ後退。中盤、トップ争いはバンサン、デ・アンジェリスに、3位争いはイェンクナー、サンナ、ペドロサ、ニエト、そして、ポッジャーリもこれに追いつき、3位争いのトップに。最終ラップ、デ・アンジェリスが仕掛け、一瞬トップにたつが、すぐにバンサンが最終コーナーで抜き返し、今季3勝目。3位争いはイェンクナーが僅差でポッジャーリを押さえ、うれしい地元での表彰台。 250ccクラス-TZ松戸が良いスタートを決め、3位につける。トップにはロルフォがたち、メランドリが追う。松戸はワークスマシンとのスピード差に悩まされ、徐々に後退。中盤、トップグループは、ロルフォ、メランドリ、ポルトの3社3台に絞られる。PPのニエトは、ロカテリと4位争い。松戸は6位で粘るが、エリアスとバッタイーニに捕まってしまう。16周目、青木治がクラッシュしてリタイア。トップは、19周目にメランドリがトップにたち、引き離しにかかるが、ロルフォも食い下がる。ポルトは離されてしまう。このあたりから雨が降ってくるが、トップの2人は走り続ける。そして23周目、メランドリが転倒。これでロルフォ初優勝かと思われたが、直後に赤旗中断。結局、一周前の22周目までが有効周回となり、2/3を消化していたため、レースは成立。22周目をトップで終えたメランドリが5連勝。松戸は6位争いで粘り、7位を獲得。 MotoGPクラス-スタートで、ビアッジ、宇川が飛び出し、宇川がすぐトップを奪う。ビアッジは周を重ねるごとにポジションを落とし、バロスが宇川を追撃。ジャック、中野もその後ろから追う。7周目、バロスがトップを奪うと、ジャックもこれに続き、2スト1-2体制。そして、スタートで遅れたロッシが、いつの間にか3位まで上がる。このままトップグループは、バロス、ジャック、ロッシ、ビアッジ、宇川、チェカ、阿部、中野、マクウィリアムスの順で周回。レースは落ち着いたかに思われたが、11周目に後方で加藤、加賀山、ジベルナウがマルチクラッシュ。加藤はNSR最後のレースをリタイアで終えてしまう。19周目、ロッシがストレートでの加速を利用してトップを奪い、そのまま引き離しにかかるが、なかなか2位以下が離れない。ロッシは焦ったのか、25周目にミス、その隙をついてジャック、バロスがロッシをかわし、3位以下を引き離しにかかる。2ストが今季初優勝かと思われたが、残り3周でバロスがジャックの内側に無理して入ったものの、転倒。ジャックもかぶせようとしたため、よけきれず巻き込まれてしまう。これでトップにたったのがロッシ。ビアッジ、宇川の猛追をかわし、今季8勝目をあげた。2スト最高位はトップグループにねばり強く着いていった中野が最後に阿部をかわし、5位でフィニッシュ。 -ポンスにもRCV ホンダが、パシフィックGP(もてぎ)から、ホンダポンスにRCVを1台供給する模様。バロス、カピロッシのどちらがライディングするかはまだ決まっていない。 -ヤマハがマールボロと契約解消 ヤマハが、マールボロとのスポンサーシップを今季限りでうち切ると発表。これに合わせ、噂通りビアッジもヤマハを離れるのか? -2004年から中国GP ドルナが、04〜10年に中国GPを開催すると発表した。サーキットは、北京郊外のオリンピック開閉開式場に作られる予定。 -加藤、ブルノからRCV 加藤大治郎が3人目のRCVライダーになるようだ。ここまでRCVが全勝だが、加藤が加わって完全に無敵になるのか? -宇川、出場を決意 イギリスGPのフリー走行で大クラッシュした宇川徹が、出場の決意を固めているようだ。右足の甲、尾てい骨の骨折が判明した宇川だが、テーピングなどで対処するようだ。 -加賀山、梁、そろって参戦か? ここ3戦、梁明がチームスズキからワイルドカード参戦していたが、ケニー・ロバーツがドイツGPを欠場し、持病の治療でアメリカに帰って治療することを受けて、加賀山就臣がテレフォニカモビスターから代役出場することになるかもしれないとのこと。そして、梁明ももう一度ワイルドカード参戦してチームスズキから参戦することに。これが現実になれば、全日本をぶっちぎっている二人がそろって出場することになる。加賀山はすでに98年にシーズンの半分をGP参戦した経験があり、期待がもてる。梁も乗れてきているようなので、二人そろって旋風を巻き起こすことができるか。また、125ccに代役出場していた青山周平も、ドイツのワイルドカード枠から参戦するかもしれないとのこと。 ![]()
![]() 125ccクラス-オープニングラップをトップで宇井が通過。しかし、その後は少しづつポジションを落として、8位でフィニッシュ。東は序盤から好位置につけるも、周回遅れの処理に手こずり、単独走行になってしまう。トップではチェッキネロ、バンサン、ポッジャーリ、ペドロサがトップ争い。しかし残り3周でチェッキネロが転倒。これでトップにたったバンサンがそのまま逃げ切り、2位にペドロサ、3位にポッジャーリ。東は終盤後続に追い上げられるも4位。青山は予選20位から大きくジャンプアップして10位。 250ccクラス-序盤からアプリリア勢が上位を占める中、ヤマハのポルトがトップを快走。青木治が先頭集団の後ろにつける。松戸もその後ろの集団につけ奮闘。トップではポルト、メランドリとニエトがマッチ・レースを演じるが、中盤にポルトがエンジントラブルでスローダウン。そして、後方からエリアス、バッタイーニ、ロルフォが追い上げる。ラスト2周、ニエトとのバトルを制したメランドリが4連勝。青木治は終盤離され、7位。松戸もアプリリアに競り勝ち8位と健闘。関口は14位。 MotoGPクラス-序盤からチェカがトップを快走。後ろには骨にひびが入っているロッシ、ビアッジが続く。期待されたバロスは後れをとってしまう。日本勢では、青木宣、阿部、原田、加藤が第2グループにつけた。快走していたチェカだが、中盤にフロントからスリップダウンしてリタイアしてしまう。これでトップにたったロッシは、ぐんぐんビアッジとの差を広げ、今季7勝目をあげた。終盤バロスに追い上げられたビアッジが2位。バロス3位で、阿部が4位と健闘。 -宇川、ロッシが初日欠場 初日午前中のフリー走行で、宇川がマシンを大破させるハイサイドを起こし転倒、救急車で運ばれ、決勝までの走行をキャンセル。ロッシもヘアピンで転倒し、指を骨折。幸い2日目には出場するが、予選初日にはレプソルホンダが出場しないと言う大波乱になった。 -MotoGPクラスのレース中断時のルール改正 ダッチTTから、MotoGPクラスの雨天などによる中断時のルールが変更された。これまでは、赤旗が出た時点でレースの2/3を消化していればレース成立となったが、MotoGPクラスに限り、2/3を消化していても残り周回数で2ヒート目を行うことになったようだ。これは、フランスGPでレースの2/3を消化し、ロッシがトップにたった直後、ロッシが手を挙げて赤旗を出させ、優勝したのが原因といわれている。125、250ccクラスのついては現行通り。 -上田、復帰は持ち越し 今GPから復帰することになっていた上田昇だが、新たに首の骨折も発覚し、復帰がカピロッシと同じ夏休み明けのブルノになるとのこと。 -マッコイが復活、しかしカピロッシが欠場 今回からようやくマッコイが復活する。毎年前半戦はふいにしてしまっている感のあるマッコイだが、いきなり前に出てくることは出来るのか。反対に、カピロッシは、先日のダッチTTでの転倒で右手首を骨折、復帰は夏休み明けのブルノになるそうです。2スト最強ライダーだっただけに残念。ここは加藤、バロス、マッコイ、青木宣にがんばってもらいたいところです。 ![]()
![]() 250ccクラス-メランドリ、エリアス、デ・アンジェリスが飛び出し、青木治が9位と好位置につける。しかし、3位を走っていたデ・アンジェリスが転倒してしまう。中盤以降、メランドリは独走態勢にはいる。後方では、ロルフォ、青木、ニエト、ポルトが3位争いを繰り広げる。そこからロルフォが抜け出し、エリアスを追撃。残った3台で4位争いが繰り広げられるが、マシン差からか、青木が少し離されてしまう。結局、メランドリが3連勝、エリアスが250cc初表彰台の2位、ロルフォが3位に入り、青木は6位でフィニッシュ、大健闘のレースを終えた。 MotoGPクラス-ロバーツが2周ほど先頭を走るが、バロスがバックストレートからコントロールラインまでの間にごぼう抜きでトップにたつ。バロスが引き離しかけたが、ロッシが反応してバロスにぴったりとつける。後ろではチェカと競り合っていたカピロッシがダートに引っかかって転倒、リタイヤしてしまう。中盤以降、バロスとロッシのマッチレースが続くが、残り4周でロッシがスパート、バロスも自己ベストを更新して追うものの、差はどんどん開いてしまう。上位2台はこのままフィニッシュ。後方ではチェカと宇川の3位争いが繰り広げられ、宇川が最終ラップのシケインで強引にチェカの内側に入って接触、2台ともコースアウト、チェカはコースに戻って3位を獲得、しかし宇川はグリーンの上で転倒してしまう。この間にビアッジが宇川をかわして4位、宇川はこのあと5位でレースを終えた。 -青山周平がスポット参戦 全日本で活躍中の高校生ライダー、青山周平が、負傷したK.ネーレスの代わりにダッチTT、イギリスGPの2戦にスポット参戦するようだ。 ![]()
![]() 125ccクラス-序盤、ポッジャーリ、ペドロサ、宇井の3人が飛び出すが、中盤に宇井が転倒。そのまま残った二人のデッドヒートとなり、最終ラップにペドロサがトップにたち、このまま勝負が決まるかに見えたが、最終コーナーの立ち上がりからコントロールラインまでの間のジレラの加速がすさまじく、ポッジャーリが僅差でペドロサをかわし今季3勝目。 250ccクラス-今回もアプリリア勢が前を走る展開となったが、今回はTZの松戸が終始健闘し、ヤマハワークスのユージィ、ホンダワークスのアルサモラらを押さえて7位入賞。トップは、ロカテリが途中転倒、そこからメランドリが逃げ始め、ニエトも追いすがるものの、差は開き、ついにニエトはロルフォにも抜かれてしまう。このままレースは終わり、メランドリが今季3勝目をあげた。 MotoGPクラス-1周目に阿部、中野、グールベルグが絡んでの転倒で始まったレースは、序盤は地元のチェカが前を引っ張り、ヤマハワークス、ホンダワークス、スズキワークス、ホンダポンスの8人がトップグループを形成。その中から、スズキの2台とNSRの2台が遅れ始める。中盤、ポールシッターのビアッジが徐々に遅れだし、トップグループはチェカ、宇川、ロッシの順で周回を重ねていく。そして残り10周あたりで、ロッシがトップにたつと、宇川は負けじと付いたものの、チェカは苦しくなり脱落。そのままRCVの二人のマッチレースとなり、最終ラップまでもつれたものの、宇川のミスとロッシのスパートが重なって、二人の差はあっという間に開き、ロッシがそのまま今季5勝目を決めた。 ![]()
![]() 125ccクラス -最初から最後まで大集団で争われたレースは、1周目から宇井がトップ争いをし、好スタートを切る。東もトップグループにつけ、まずまず。ストレートエンドでよく伸びるアプリリア勢を、インフィールドでジレラ・デルビ勢が追う。ホンダのペドロサは終始トップが見える位置に着ける。終盤、転倒者が出る中、ポッジャーリが一歩抜け出す。2位争いは、ニエト、ペドロサの争いになるが、バトルが激しくなり、宇井に後ろにつかれる。最終コーナーを立ち上がり、ポッジャーリが今季2勝目をあげると、スリップストリームをうまく使った宇井が0.005秒差で2位を勝ち取り、ジレラ・デルビの1-2フィニッシュ。 250ccクラス-ヤマハのポルトが好スタートを決めるが、アプリリア軍団にのみこまれてしまう。そんな中、メランドリ、ロカテリ、バッタイーニの3台がトップグループを形成、後方を引き離す。ホンダ勢はなかなか前に上がってこれない。終盤、エリアス、ド・プニエがトップグループに加わる。トップ争いはどんどん激しくなり、バッタイーニとロカテリが接触、バッタイーニはコースアウトして6位に順位を下げてしまう。その影響でメランドリが少し前に出ると、そのまま今季2勝目を決めた。2位ロカテリ、3位にはラスト2周でファステストラップを刻んだニエトが入った。 MotoGPクラス-RCVの二人と、M1の二人がトップグループを形成。中野は1周目にコースアウト。青木、加藤、ロバーツと次々にリタイアが出るサバイバルレースとなる。中盤、苦しくなった宇川を後目に、ロッシ、ビアッジが抜け出し、二人の一騎打ちとなったが、ロッシがスパートをかけると、ビアッジは毎周コンマ5秒前後づつはなされてしまう。そのままロッシはチェッカーを受け、今季4勝目。3位争いは、終盤に宇川がチェカをパス、そのままチェッカーを受けた。 -上田、骨折 上田昇が、予選1日目に転倒、腰を強打して骨折した。ドクターのすすめに従って上田は、決勝を欠場することを決断したようです。 -梁、3戦にスポット参戦 スズキの梁明が、カタルーニャGP、ダッチTT、イギリスGPにスポット参戦することが決まった。ここまで苦戦しているスズキだけに、梁の投入でマシンの開発方向が間違っていないことを証明したいところだ。そして、梁としても、これをステップにフル参戦を目指すはずだ。 -デルビのマシンの不調の原因は不明 2年連続でランキング2位を獲得し、今年3度目の正直に挑んでいる宇井だが、4戦終わって良い成績を残せていない。ル・マンではマシンを戻したものの、エンジンパワーが無く、予選でも3列目獲得争いをするのが限界のようだ。不調の原因が分からないので、完全に迷走しているようだ。 バックナンバー2002開幕戦〜第4戦 |
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