![]() A= アプリリア D= デルビ H= ホンダ I= イタルジェット P= プロトン KR S= スズキ T=TSR ホンダ Y= ヤマハ ![]()
![]() 125ccクラス-ペドロサ、東がいいスタートを決め、東は2周目にトップに立つが、その後他者の転倒に巻き込まれて一時8位まで順位を落とすものの、鋭いつっこみで4位まで浮上。トップは再びチェッキネロとポッジャーリの争いになり、チェッキネロが最後までトップを譲らずに今季2勝目。東は最終コーナーで3位のペドロサに勝負を仕掛けたものの、ふくらんでしまいバンサンにまで抜かれて5位に終わった。
250ccクラス-スタートで、アプリリア勢に混じって青木治、松戸が好スタート。青木は6位を走行するが、エリアスに後方から当てられ、マシントラブルが発生してリタイア。松戸は少しづつ遅れていった。トップ争いはアプリリアの5台に絞られるが、ストーナーが転倒、そして、ニエトとメランドリの争いになった。勝負は最終ラップまでもつれたが、最後まで安定していたニエトが今季2勝目。松戸は11位でフィニッシュ、関口は12位。 MotoGPクラス-スタートでRCVの2人が飛び出すが、今回はM1の2人も食い下がった。しかし、チェカが転倒し、トップ争いはロッシ、宇川、ビアッジに絞られる。後方では、カピロッシがじりじりと順位を下げ、加藤、阿部が先頭の3人を追い上げる。中盤、小雨が降り、トップ3台と加藤、阿部の差は一気に縮まるが、ここで加藤がハイサイドで転倒。その後阿部はいったん追いつくも、トップ3台のペースアップで再び離されてしまう。残り10周あたりでロッシがビアッジ、宇川をパスし、トップに立つ。しかし、終盤の争いが期待される中、雨が強くなり赤旗中断。この時点でレースの2/3を消化していたため、このまま順位が決定した。 プレシーズンのテストで足を負傷したマッコイは、未だに完治しない足を気遣い、フランスGPは休養することにしたようだ。次のムジェロで復帰する予定。代替ライダーはジャン・ミシェル・バイル。 -カルドソがダンティーンから出走 去年ダンティーンから出場していたJ.L.カルドソが、P.リバの代替ライダーとして出走している。たまたまフランス入りしていたカルドソは突然のことで驚いている様子。 ![]()
![]() 125ccクラス-前半からアプリリア勢とポッジャーリがトップを争う。その中で、ペドロサをはじめとするホンダ勢は苦しい戦いとなる。一方、スタートで出遅れた宇井はどんどん順位を上げ、6位まで浮上。終盤、トップ争いは後方から追い上げてきたチェッキネロ、デ・アンジェリス、ポッジャーリの争いとなる。残り2周で、デ・アンジェリスとポッジャーリが接触、デ・アンジェリスが転倒。そして、残りの2人で最終ラップの最終コーナーまでもつれた結果、無理をしたポッジャーリが転倒、そのままチェッキネロが逃げ切って優勝した。宇井は6位、東は8位、上田は17位に終わった。ポッジャーリは危険行為があったとして、失格となった。 250ccクラス-ここでも前半からアプリリアが引っ張る。そんな中、ヤマハTZMの松戸が6位につける。中盤、ロルフォがトップに立つと、そのまま逃げ始める。しかし、ロカテリ、メランドリがこれを追う。終盤、ニエト、バッタイーニ、アルサモラが2位グループに追いつき、ここから熾烈な戦いが始まる。ロカテリが後退する中、ニエトがロルフォに追いつき、トップに立つ。そして、後方では、メランドリ、バッタイーニ、アルサモラの3位争い。しかし、最終ラップにメランドリが転倒、バッタイーニも巻き込まれてコースアウトし、アルサモラが3位に。レースはこのまま終わり、ニエトが初優勝を納めた。松戸は9位と健闘、青木12位、関口15位。 MotoGPクラス-今回もRCVが最初から引っ張ったが、今回はNSRのバロス、カピロッシ、加藤がこれに食い下がった。序盤、ロバーツと接触し、8位前後まで順位を落としたロッシが、あっという間に順位を上げて宇川の背後に。中盤、ロッシが先頭に立つと、そのまま逃げ切り体制に入った。宇川も必死に追うものの、逆に加藤につつかれてしまう。そんな中、加藤が宇川をパス、そのままロッシを追いかけるが、なかなかつまらない。一方の宇川は、カピロッシと壮絶な3位争いを繰り広げる。最終コーナーでカピロッシが宇川を抜くと、コントロールラインまでの間に宇川が抜き返す。結局ロッシが逃げ切り、今季2勝目。加藤が2位、接戦を制した宇川が3位に入った。1-5位まではホンダが独占。6位に阿部、7位に青木が健闘して入った。原田もよく粘って10位。中野は中盤に転倒し、17位に終わった。ビアッジはジャンプスタートの警告を無視して失格。 -クリビーレ、引退 1989年の125cc、1999年の500ccクラスチャンピオンで、ヤマハに移籍するも、体調不良で休養宣言をしていたアレックス・クリビーレが、ヘレスで正式に引退を発表した。 -チームスズキ、ヘレスからミシュラン チームスズキは、ロバーツやジベルナウの不調をうけてか、ヘレスからはGSV-Rとダンロップの組み合わせから、GSV-Rとミシュランの組み合わせになるようだ。ミシュランに変更することで、2人は復活するのか? -伊藤と梁、やっぱり出場取り消し? 先日、伊藤と梁がヘレスにスポット参戦という話があったが、ただの噂だったのか、出場が取りやめになったのか、詳しいことは分からないが、2人はヘレスには出場しないようだ。 -ロレンツォ、デビュー 宇井のチームメイトで、プレシーズンのテストで負傷し、ここまでの参戦を見送っていた、ホルゲ・ロレンツォが、ヘレスのレースウィーク中に15歳の年齢制限を満たすため、ついにデビューする。体調は万全ではなく、90%程度だが、ヘレスを楽しみにしているようだ。 -KTM Vツイン KTMが、990ccVツインのエンジンを公開した。とは言っても、これはWSBK用で、GP参戦はV4エンジンで2005〜06年に参戦する模様。世界一コンパクトなVツイン"LC8"は、文字通りホンダVTR1000より2周りほど小さく、170馬力を発生する。2004年から"LC8"でWSBKに参戦する。 -伊藤と梁、ヘレスにスポット参戦 今年の日本GP4位の伊藤真一(ホンダ)と、2位表彰台の梁明(スズキ)が、テストライダーとしてヘレスにスポット参戦する。特に梁は、ロバーツやジベルナウがまだポイントを獲得できていないこともあり、GSV-Rのポテンシャルチェックも兼ねる。2人とも、これをステップにフル参戦できるかどうかも注目。 ![]()
![]() 125ccクラス-1周目にチェッキネロや宇井らが転倒し、波乱の幕開けとなった。序盤から10台弱の集団を作り、そこに東も絡んでいくが、中盤以降徐々に遅れ出す。トップでは、ポッジャーリ、バンサン、ペドロサ、P.ニエトが激しいトップ争いを繰り広げ、集団のままゴールになだれ込んだ。優勝は、最後まで安定していたポッジャーリだった。 250ccクラス-序盤2位を走行していたストーナーが激しく転倒、そこからトップのメランドリが逃げ、そのまま優勝。2位争いは激しくなり、バッタイーニとロカテリが、何度か接触するところもみられる中、最後まで勢いのあったバッタイーニが2位に入った。3位、4位には後半追い上げたF.ニエト、ロルフォが入った。松戸は11位、青木 治は13位。 MotoGPクラス-1周目からいきなりRCVの2人が飛び出し、カピロッシが追う展開。カピロッシは、中盤1秒差まで詰め寄るが、ここでロッシがスパート、 カピロッシが脱落。終盤ロッシが宇川を前に出し、様子をうかがう。宇川も冷静にトップを引っ張る。残り3周でロッシが再びトップに立ち、逃げ切りをはかるが、宇川も粘り、ロッシが焦り出す。そして最終ラップ、ロッシが完全にラインをはずし、マシンも暴れる。そこで宇川が再びトップにたった。その後、ロッシが無理してつっこむも、失敗に終わり、宇川がそのままトップでチェッカード・フラッグを受けた。宇川はGP最高峰クラス初優勝。 ![]()
![]() 125ccクラス-スタートから転倒者が続出する荒れた展開。その中で、序盤抜け出したバンサンが何とか逃げ切り、GP3勝目。日本勢は、宇井、東が転倒リタイヤする中、上田が後半追い上げ、一時3位を走行するが、最終ラップの130Rで痛いオーバーラン。コースに復帰するも、4位でチェッカーを受けることになった。 250ccクラス-スタートで、TZ250Mに乗る松戸直樹が先頭に立つ。あとから青木治親、ド・プニエ、ワイルドカード勢が加わる。青木治親がトップに立つと、宮崎、酒井がパスし、逃げ始める。後半は宮崎と酒井がデッドヒートを繰り広げるが、終盤酒井が遅れて単独2位に。宮崎はそのまま逃げ切りGP初優勝。後方では、青木治親、ド・プニエ、青山による3位争いが繰り広げられるが、終盤に青山、最終ラップの最終コーナーで青木治親が転倒し、ド・プニエが3位を獲得した。 MotoGPクラス-スタートで、ジャックがトップに立つも、ジャンプスタートでストップ&ゴーのペナルティを受けてしまう。伊藤が数周トップを引っ張ると、梁が伊藤をパスし、そのまま逃げに入る。中盤にロッシ、ジベルナウが追い上げるが、ジベルナウはデグナーでクラッシュ。そこからトップ争いは、梁、ロッシ、伊藤、チェカの4人に絞られる。終盤、ロッシが梁をパスし、引き離しにかかるが、梁も食い下がる。チェカは伊藤をパスし、3位に。結局ロッシが最終ラップにスパートし、優勝。梁が2位でGP初表彰台。3位にはチェカが入った。完走者のうち半分が周遅れになるという荒れたレースとなった。 バックナンバー2002プレシーズン |