2002年MotoGP情報

A= アプリリア D=デルビ H=ホンダ I=イタルジェット P=プロトンKR S=スズキ T=TSR ホンダ Y=ヤマハ
rd.16 バレンシア
コミュニタットバレンシア 4005m


レコードラップ500 1'36.085 アレックス・クリビーレ(スペイン) Honda 2000
ベストラップ500 1'34.496 マックス・ビアッジ(イタリア) Yamaha 2001
レコードラップ250 1'36.398 中野 真矢(日本) Yamaha 2000
ベストラップ250 1'36.379 フォンシ・ニエト(スペイン) Aprilia 2001
レコードラップ125 1'40.631 宇井 陽一(日本) Derbi 2000
ベストラップ125 1'40.481 トニー・エリアス(スペイン) Honda 2001
ベストスピード500 295.890kph ギャリー・マッコイ(オーストラリア) Yamaha 1999
VALENCIA GP RESULTS
125ccクラス-序盤からバンサン、ペドロサが飛び出し、ポッジャーリは出遅れて後方からの追い上げとなる。バンサンは最後までペドロサに着いていき、最後は無難にフィニッシュして年間チャンピオンを決めた。引退を決めた上田はリタイアに終わった。東はポイント圏外ながらランキング8位に入り、来年の125ccクラス参戦権を獲得。宇井は転倒リタイアに終わった。

250ccクラス-最初から最後までメランドリが引っ張り、最後は独走で優勝。2位にはアルサモラとのバトルを制したロルフォが入った。ランキング2位のニエトはあっけなく転倒、リタイア。序盤上位につけたエリアスはマシントラブルで10位に終わった。松戸がアプリリア勢との競り合いの中8位と健闘、青木治は12位でフィニッシュした。

MotoGPクラス-スタートそうそうチェカにカルドソが突っ込むというアクシデントの中、バロスが飛び出し、ビアッジ、加藤、ロッシと続いたが、レース中盤にはロッシとバロスの一騎打ちに。終盤までロッシはバロスをかわせず、バロスが今季2勝目。ロッシは年間最多勝記録に並ぶことが出来なかった。ビアッジ3位、加藤、宇川、中野がそれぞれ4,5,6位に入った。ノリックは10位完走、引退を表明した原田はタイヤ交換のアクシデントがあったものの、ポイント圏内の14位でフィニッシュした。また、A.ピットがカワサキZX-RRに初ポイントをもたらした。

-中野vsノリック
 来季の体制が発表される中、中野真矢と阿部ノリックのどちらかがMotoGPクラス参戦を断念しなくてはならない状況になっている。ヤマハワークスにメランドリ、テック3にバロスが入ることが決まったようで、これで中野とノリックが残る1つのダンティーンのシートを争うことになる。現状ではノリックが有利か?


rd.15 australian gp
フィリップアイランドサーキット 4448m


レコードラップ500 1'32.743 ケニー・ロバーツ(アメリカ) Suzuki 1999
ベストラップ500 1'31.984 マックス・ビアッジ(イタリア) Yamaha 2001
レコードラップ250 1'33.556 バレンティーノ・ロッシ(イタリア) Aprilia 1999
ベストラップ250 1'33.521 バレンティーノ・ロッシ(イタリア) Aprilia 1999
レコードラップ125 1'38.118 マルコ・メランドリ(イタリア) Aprilia 1999
ベストラップ125 1'37.737 マヌエル・ポッジャーリ(サンマリノ) Gilera
2001
ベストスピード500 314.868kph レジス・ラコーニ(フランス) Yamaha 1999
australian gp results
125ccクラス-序盤から大きな集団を作り、コーナー毎に順位を入れ替える大混戦のレースとなる。そんな中、宇井が1周目を5位で終えたが、その後ずるずると後退。対して、東は20位と出遅れ、後方からの追い上げのレースとなる。レースは終盤、チェッキネロとポッジャーリが1歩抜けだし、最終ラップでトップに立ったポッジャーリが久しぶりに優勝。激しい追い上げを見せた東は8位、宇井は13位でレースを終えた。

250ccクラス-序盤からメランドリ、ニエトのチャンピオンをかけた2人の一騎打ちとなる。ニエトが離れたり着いたりして心理戦を繰り広げ、終盤ニエトがトップに立つが、最終ラップに順位を4度入れ替えたメランドリが逆転で優勝、250ccタイトルを手に入れた。

MotoGPクラス-フロントローの4台は4スト勢に飲み込まれ、バロスがトップを奪って後方を引き離しにかかる。ロッシもこれに続き、2人が3位の宇川を一周1秒のペースで引き離していく。宇川は加藤、グールベルグに捕まり、激しい3位争いを演じることになる。中盤、6位を走っていたマッコイのタイヤがブリスターを起こしてピットイン、その後はバロスとロッシの後ろにぴたりと着いて周回。レースは終盤、ロッシがバロスをパスしてトップに立つと、トップを譲らず快走。最終ラップにヘアピンでバロスが仕掛けたが、止まりきれずオーバーラン。宇川の直前で復帰し、2位をキープ。ロッシはそのまま走りきり、久しぶりの優勝。以下、バロス、宇川、加藤、グールベルグの順でフィニッシュした。なお、阿部ノリックは手の腫れが引かず、ドクターストップで出場していない。

-ノリック、M1を大破
YZR-M1を獲得した阿部ノリックだが、強風の中の2日目のフリー走行で大転倒、自身にも負傷を負って予選2日目をキャンセルした。当日の体調次第で出場を決める予定。


rd.14 malaysia
セパンサーキット 5548m


レコードラップ500 2'06.618 バレンティーノ・ロッシ(イタリア) Honda 2001
ベストラップ500 2'05.637 ロリス・カピロッシ(イタリア) Honda 2001
レコードラップ250 2'08.920 加藤 大治郎(日本) Honda 2001
ベストラップ250 2'08.151 加藤 大治郎(日本) Honda 2001
レコードラップ125 2'14.961 宇井 陽一(日本) Derbi
2001
ベストラップ125 2'14.961 宇井 陽一(日本) Derbi 2001
ベストスピード500 291.340kph ロリス・カピロッシ(イタリア) Honda 2000
malaysian gp results
125ccクラス-序盤からランキングトップ6の集団を形成し、激しいバトルを展開。終盤、チェッキネロが仕掛けると、バンサンがこれに反応、そのままトップに立つと、ペドロサもチェッキネロをかわして2位に浮上。ポッジャーリもチェッキネロを捕まえにいったが、最終コーナーで転倒し、9位でフィニッシュする。バンサン、ペドロサ、チェッキネロの順でフィニッシュしたが、チェッカーフラッグを誤って下位の選手に振ってしまったため、18周終了時点の順位が正式結果となった。

250ccクラス-オープニングラップでメランドリがマシントラブルでリタイア。トップにはニエトが立ち、エリアスがぴたりとつける。チームオーダーでエリアスは仕掛けることなく、ニエト、エリアスの順でチェッカー。3位ロルフォ、4位には激しいバトルを際したポルトが入った。

MotoGPクラス-前半は、バロスが集団を引っ張る展開。集団では、加藤と宇川、バロスとロッシが接触するような激しいバトルが展開される中、ビアッジが飛び出してリードを広げる。後半、ロッシ、バロス、宇川の猛追を受けたが、そのまま逃げ切って今季2勝目。宇川は最後のミスもあって表彰台を逃した。6位には4スト初レースの中野が入った。

-青木宣、来季もプロトンから参戦
今年3気筒マシンで大健闘の青木宣篤が、来季もプロトンからの参戦を決めたようだ。マシンはプロトンの4ストロークV5マシン。タイヤは引き続きブリヂストンになると思われる。

-ノリックがM1獲得
YZR500内でランキングトップの阿部ノリックが、オーストラリアGPからYZR-M1を与えられることとなった。これで成績が出せなければヤマハ放出ということになるようだ。

-芳賀がRSキューブをテスト
今シーズンはWSBKを戦った芳賀紀行が、バレンシアでRSキューブをテストした。軽く走ったわりにはコースレコード(ビアッジ、YZR500で)に1秒落ちというタイムを出し、ポテンシャルはあるとした。まだ決断はされていないが、アプリリア内では来季はGPでの参戦がほぼ固まったとされている。

-柳川の代役はピット
もてぎで転倒し、足の付け根を骨折したカワサキの柳川明の代役に、アンドリュー・ピットが選ばれた。ピットは01年にWSSチャンピオンを獲得している。

rd.13 Motegi
ツインリングもてぎ 4801m


レコードラップ500 1'50.591 バレンティーノ・ロッシ(イタリア) Honda 2000
ベストラップ500 1'49.800 ロリス・カピロッシ(イタリア) Honda 2001
レコードラップ250 1'52.253 中野 真矢(日本) Yamaha 2000
ベストラップ250 1'52.253 中野 真矢(日本) Yamaha 2000
レコードラップ125 1'58.816 ロベルト・ロカテリ(イタリア) Aprilia 2000
ベストラップ125 1'58.603 宇井 陽一(日本) Derbi 2001
ベストスピード500 281.573kph ロリス・カピロッシ(イタリア) Honda 2001
pacific gp results
125ccクラス-ペドロサが1周目からトップを独走、それをバンサンが追う。後方では、イェンクナーとポッジャーリの3位争い。バンサンは、終盤、マシントラブルでスローダウン。結局、15位まで順位を落とし、貴重な1ポイントを獲得。ペドロサがぶっちぎりで今季2勝目。

250ccクラス-メランドリ、ニエト、エリアス、アルサモラ、高橋の5人が序盤をリード。中盤、メランドリ、高橋が抜け出し、2人のバトルとなる。しかし後半、エリアスが2人に追いつき、3人でのバトルとなる。ここで高橋がビクトリーコーナーでミス、2人に後れをとってしまう。このままトップの2人は最終ラップまでバトルを続行、メランドリの優勝かと思われたビクトリーコーナー、エリアスが強引にマシンをねじ込み、そのままトップを奪って今季初優勝を達成。高橋は3位を守りきり、GP初表彰台を獲得した。

MotoGPクラス-序盤ロッシが引っ張るが、RCV初ライディングのバロスがトップを奪取。カワサキの柳川がクラッシュしてリタイア。中盤、3位につけていた加藤、5位につけていたビアッジがマシントラブルでピットイン。そのままリタイアしてしまう。これで、優勝争いはロッシ、バロス、カピロッシの3人に絞られる。最後までロッシのアタックをかわしたバロスが今季初優勝、そしてホンダが久しぶりに表彰台を独占した。

-玉田、ワイルドカード枠を手放す
一時は250ccクラスにスポット参戦が予定されていた玉田誠だが、それはキャンセルとなり、代わりに高橋裕紀が出場することになった。

-来季シート情報を更新しました。


バックナンバー2002 第10戦〜第12戦

有力参戦選手表
2002年
MotoGP
250cc
125cc

2001

後半戦注目ライダー

Last GP

最終戦

バレンシアGP
MotoGP クラス
1.
2.
3.
A.バロス
V.ロッシ
M.ビアッジ 
H
H
Y

Next GP

4/6,2003

開幕戦
日本GP
鈴鹿サーキット
GP Point Standings

MotoGP
1.
2.
3.
ロッシ
ビアッジ
宇川
H
Y
H
チャンプ
215
209

250cc
1.
2.
3.
メランドリ
ニエト
ロルフォ
A
A
H
チャンプ
241
219

125cc
1.
2.
3.
バンサン
ポッジャ-リ
ペドロサ
A
G
H
チャンプ
254
243
2003年度MotoGP参戦選手表(暫定)
変更になることがよくある

ホンダ
-レプソルホンダ
RC211V
 V.ロッシ(確定)
 N.ヘイデン(当確)

-テレフォニカモビスターホンダ
RC211V
 加藤大治郎(当確)

 S.ジベルナウ(当確)

-ホンダポンス
RC211V
 宇川徹(当確)
 (空き)


-プラマックレーシング
RC211V
 M.ビアッジ(確定)

-モリワキホンダWCM
モリワキMD211VF
 G.マッコイ(当確)
 J.ホプキンス(当確)


ヤマハ
-フォルチュナヤマハ
YZR-M1
 C.チェカ(確定)
 M.メランドリ(当確)

-ゴロワーズヤマハテック3
YZR-M1
 A.バロス(当確)
 O.ジャック(当確)

-アンテナ3ヤマハダンティーン
YZR-M1

 阿部ノリック
 中野真矢
(どちらか1人)

スズキ
-チームスズキ
GSV-R
 K.ロバーツ(確定)
 (空き)


カワサキ
-カワサキレーシング
ZX-RR
 柳川明
 A.ピット

アプリリア
-アプリリアレーシング
RS³
 芳賀紀行(当確)
 C.エドワーズ(確定)


ドゥカティ
-マールボロドゥカティ
TwinPulse
 T.ベイリス(確定)
 L..カピロッシ(確定)

プロトンKR
-チームKR
(Proton 4stroke)

 青木宣篤(確定)

 J.マクウィリアムス(確定)

各メーカーの 4ストロークマシン情報

ホンダ

RC211V
990cc
V型5 気筒
20 バルブ
240 馬力
16000rpm

ヤマハ
YZR-M1
990cc
並列 4気筒
5 バルブ /シリンダー
200 馬力
15000rpm

スズキ
XRE0
990cc
V型4 気筒
16 バルブ
210 馬力
14000+rpm
カワサキ
Ninja ZX-RR
990cc
並列 4気筒
ZX-7R のボアアップ版
2003 年〜
ドゥカティ
Twinpulse
989cc
L型 4 気筒
16 バルブ
220 馬力
16000rpm
2003年〜
アプリリア
RS3
990cc
並列 3気筒
4 バルブ /シリンダー
220 馬力
15000rpm

プロトンKR
990cc
V型5気筒

MZ
990cc
V型 4 気筒
250 馬力
17200rpm
ザウバーペトロナス
989cc
並列 3気筒
4 バルブ
220 馬力
16000rpm

ドライスデール
Drysdale 990-V8
988cc
V型8 気筒
220 馬力
22000rpm

マクシムエンジン
MC2
989cc
並列 2気筒
210 馬力
17950rpm
Photo Gallery
JPN  RSA   SPA
FRA  ITA   CAT
NED  GBR   GER 
CZE   POR  VAL  
PAC AUS   MAL
BRA

予選・決勝日程 (Europe-Round)

-1 日目

16 00-16 45
125cc
 フリー走行 1
17
00-18 00
500cc
 フリー走行 1
18
15-19 15
250cc
 フリー走行 1
20
15-20 45
125cc
 予選走行 1
21
00-22 00
500cc
 予選走行 1
22
15-23 00
250cc
 予選走行 1

-2 日目

16 00-16 45
125cc
 フリー走行 2
17
00-18 00
500cc
 フリー走行 2
18
15-19 15
250cc
 フリー走行 2
20
15-20:45
125cc
 予選走行 2
21
00-22 00
500cc
 予選走行 2
22
15-23 00
250cc
 予選走行 2

-3日目

16:00-16:20
125ccウォームアップ
16:30-16:50
250ccウォームアップ
17:00-17:20
500ccウォームアップ
18:15-
125cc 決勝
19:30-
250cc 決勝
21:00-
500cc 決勝  

(時刻は日本時間)