![]() A= アプリリア D= デルビ H= ホンダ I= イタルジェット P= プロトン KR S= スズキ T=TSR ホンダ Y= ヤマハ ![]()
![]() 125ccクラス-タルマクシが飛び出し、バンサンが追う。バンサンがトップにたったあとは、ポッジャーリとの熾烈なバトルとなる。しかし、それが災いして後半2台ともペースが上がらない。その2台を、後方からごぼう抜きしてきた東がかわし、そのまま逃げ切り東が今季初優勝。 250ccクラス-ポルトが飛び出し、あっという間に大差を付ける。松戸も一時は2位につけたが、ジャンプスタートの最低があり、ペナルティを受けてしまう。青木治は他車との接触でリタイア。ポルトはそのまま逃げ切り、GP初優勝。2位にロルフォが入り、開幕戦以来の日本車による1-2フィニッシュとなった。チャンピオンを狙うメランドリは4位、ニエトは転倒してしまい、チャンピオン争いは一気にメランドリの方に傾いた。 MotoGPクラス-1周目に加藤がはじき出されて転倒リタイヤ。2周目に宇川が転倒、これで宇川のチャンピオンの可能性はなくなる。レースはロバーツがリード、ロッシ、ビアッジがこれに続くが、後方からスタートを大失敗したチェカが猛追。このあおりに耐えられなくなったロバーツがずるずる後退。チェカは17周目にトップを奪取するが、直後に転倒してしまう。このあと、チャンピオンの可能性を残したビアッジがロッシを追うも、届かず2位。ロッシは、ビアッジに先着という自力チャンピオンの条件を満たし、MotoGPクラス初代チャンピオンに輝いた。 -もてぎワイルドカード MotoGPクラス-柳川明(カワサキZX-RR)、吉川和多留(ヤマハYZR-M1) 250ccクラス-玉田誠(ホンダRS250R-W)、嘉陽哲久(ヤマハTZ250)、大崎誠之(ヤマハTZ)、青山博一(ホンダRS250)、横江竜司(ヤマハTZ)、中須賀克行(ヤマハTZ) 125ccクラス-葛原稔永(ホンダRS125R)、青山周平(ホンダRS)、小室旭(ホンダRS)、生形秀之(ホンダRS)、安田毅史(ホンダRS) -来シーズン参戦選手表(暫定)をページ右下に記載しました。 -ZX-RR、パシフィックGPでデビュー カワサキのGPマシン、ZX-RRがほぼ完成し、オートポリスでシェークダウンテストを行った。これまでのZX-7RRをベースに開発を進めてきたものだが、これで、第13戦パシフィックGP、第14戦マレーシアGPにスポット参戦し、さらにデータを収集する。また、2003年は、柳川明、A・ピット、E・ボストロムの2チーム3台体制で参戦する予定。また、ドゥカティの残り一つのシートには、カピロッシが入ることがほぼ確実なようだ。 -テック3にM1 YZR-M1供給が噂されていたヤマハテック3に、マレーシアGPからM1が投入されることになった。これで、パシフィックGPでRCVに乗るポンスのライダーのうちの1人とともに、中野、ジャックが新たに4スト組に入ることになる。 ![]()
![]() 125ccクラス-終始転倒が相次ぎ、完走14台というレースとなったが、序盤から快走を見せたバンサン、サンナ、イェンクナーの争いとなる。2番グリッドを獲得しながらスタートに間に合わず、最後尾からのスタートとなったポッジャーリは4位まで追い上げたが、残り5周でリタイア。レースは、激しいバトルを制したバンサンが今季4勝目。 250ccクラス-松戸が2周目にトップを奪うと、そのまま独走態勢に。ニエトが松戸を追って猛追するが、13周目に転倒。その後もクラッシュが相次ぎ、その恩恵で青木治が2位に浮上するが、青木も転倒してしまう。残り5周、松戸の初優勝が現実味をおびてきたときに転倒してしまう。そこでトップにたったのは一度転倒したニエト。終盤のメランドリの猛追をかわし、今季3勝目をあげた。 MotoGPクラス-序盤からジベルナウが良いペースで周回を重ね、3周目にトップを奪い、独走態勢を築く。後方では、ロッシが2位争いを制し、ジベルナウ追撃を開始。しかし、ジベルナウもベストラップを更新して逃げにかかるという展開が続いたが、ジベルナウ2勝目かと思われた残り4周、コーナー侵入でミスをして転倒、リタイアしてしまう。これでトップにたったロッシは、今季9勝目をあげた。次回、リオGPで、ロッシが優勝、宇川が4位以下であれば、ロッシのシリーズ2連覇が決定する。 -ノリックはヤマハに残れない? ヤマハが03年は2チーム4台体制にすることを決めたのを受けて、阿部ノリックがヤマハに残ることが難しくなってきたようだ。ヤマハワークスにはチェカが2年契約をしており、テック3は来年も中野とジャックのコンビで行くことが決まっているようなので、ノリックはチェカのパートナーとしてのシートを狙うこととなるが、そこにはAMAチャンプのハイデンが入ることがほぼ確実となっているようだ。 また、ヤマハを離れるビアッジは、来年はプラマックホンダから参戦するのが濃厚な模様。 -宇井は来季KTMへ 今季デルビのマシンの開発で、低迷している宇井陽一が、パートナーでデルビのマシンを作り上げたH・バートルがKTMに移籍するのに伴って、宇井も移籍を決めた模様。KTMは2003年からのGP新規参戦メーカーで、2004年からのMotoGPクラス参戦を目指し、現在WMXなどに参戦している。 ![]()
![]() 125ccクラス-アプリリア勢がトップグループを作り、その中にポッジャーリ、オリーブ、ペドロサが混じる。中盤から後半にかけて、LCRの二人とバンサン、ペドロサがトップ4を固めていく。ポッジャーリはやや苦戦しながらも、4台を追う。終盤、チェッキネロとバンサンの争いが激しくなり、それを制したチェッキネロが今季3勝目。ポッジャーリは5位。 250ccクラス-エリアスがスタートを決めるが、そのあとは少しずつ下がっていく。青木治、松戸も好位置につける。中盤、ロルフォがトップにでると、そのまま逃げを試みるが、メランドリ、ニエトも競り合いながらロルフォに着いていく。後方では、ポルトとエリアスの4位争い。後半、メランドリとニエトの争いが激しくなったが、ニエトがコースアウト、ポルト、エリアスにかわされ、5位に転落。そして、その直後、メランドリがトップにたつと、ロルフォがだんだん着いていけなくなってくる。そうしているうちに、ロルフォが転倒。メランドリはそのまま逃げ切り、6連勝。 MotoGPクラス-ビアッジはホールショットを奪うと、そのまま全力で走る。これに、ロッシ、加藤が続き、トップグループを形成。中盤からは、ジベルナウと宇川で4位争いが繰り広げられる。後半、ビアッジが少し引き離しにかかると、ロッシも食らいつく。加藤は徐々に離される。そして、17周目、ロッシのリアタイヤからタイヤクズが飛び始める。そしてその周、ダウンヒルストレートで一気にバースト、ピットインを余儀なくされてしまう。これで加藤が2位、宇川が3位に浮上。このまま上位3台は順位を守りきり、ビアッジがホンダの開幕10連勝を阻止、そして、YZR-M1に初優勝をもたらした。 -RCV加藤始動 いよいよホンダRC211Vと加藤大治郎のコンビが今GPから現れる。前半戦はNSRで参戦したものの、得意の鈴鹿では雨が降り周回遅れに、ヘレスで2位表彰台を獲得するものの、その後は3連続ノーポイントなど、低迷が続いていたが、フォルチュナの親会社であるアルタディスの努力が実って加藤にRCVが供給されることになった。8耐後にテストコースでポジションの調整などはすでにしており、あとは走るだけの状態である。ロッシの連勝を止められるか。 -関口、GP参戦を中止 今季、250ccクラスに参戦していた関口太郎が、参戦資金を調達できなくなったため、後半戦の出場を断念した。関口は、今季、ヤマハクルツから資金持ち込みで参戦していた。 バックナンバー2002 サマーブレイク |
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