2002年MotoGP情報
 www3.to/gatt/motogp/  

A=アプリリア D=デルビ H=ホンダ I=イタルジェット P= プロトン KR S= スズキ T=TSRホンダ Y=ヤマハ

-2002年度
MotoGP レギュレーションの変更
-500cc クラスはMotoGPクラスへ変更、 990cc4ストロークと、 500cc2 ストロークが出走可。
-MotoGP クラスへの出場には、 "FIM Grand Prix Super License" が必要。
-125cc に新しく参戦するライダーや、ワイルドカードのライダーは、 2002 1 1 日現在 25 歳以下であること。
- すべてのメーカーは、 "appropriate FIM Manufacturers' Licence"が必要。
-FMNR 枠からは、 125cc 250cc クラスに 3 人のワイルドカードライダーを出走させることができる。
-MSMA 枠からは、 250cc MotoGP クラスに 1 人のワイルドカードライダーを出走させることができる。
-FIM 枠からは、 125cc クラスと 250cc クラスに 2 人のワイルドカードライダーを出走させることができる。
-FIM/Dorna 枠からは、 MotoGP クラスに 1 人のワイルドカードライダーを出走させることができる。
- 予選時間は、 125cc 13:15 13:45 30 分間、 MotoGP 14:00 15:00 60 分間、 250cc 15:15 16:00 45 分間。
-125cc 250cc のオフテストは、自分の所属する地域 ( ヨーロッパ、アメリカ、アジア / オセアニア、アフリカ ) か、 IRTA テストで行わなければならない。
- エンジンスターターのグリッド上での使用可。
-2003 年からは気象変化による中断は行われない。
- チーム名は、エンジンの製造元 - チーム名 - スポンサーとする。
-MotoGP クラスは 1 チーム 2 人制で、 2 人の総ポイントがチームチャンピオンシップにかけられる。
- ワイルドカードライダーのポイントは加算されない。

-鈴鹿IRTAテスト
 30日、31に行われた鈴鹿IRTAテストでは、最高速320km/hをマークしたロッシが4つのセッションのうちの3つでトップタイムを奪い、絶好調をアピール。2位には最終セッションでトップタイムを出した宇川が2位。3位には鈴鹿が得意な加藤が入ったが、2日目はフルタンクで走ったため、5秒台で周回するも初日に出したタイムを更新することはできなかった。4位には昨年の日本GPでPPを奪ったカピロッシが入り、1-4位をホンダが独占。

 加藤、カピロッシを除く2スト勢は、ほとんどの4ストロークマシンに届かなかった。ワイルドカード勢は好調で、伊藤が7位、梁が8位。

 戦闘力がなかなか上がらないヤマハに対し、スズキは5人のライダーでマシンの熟成を急速に進め、トップ10に4人が入る好調ぶり。ヤマハは、好調のチェカは6位、ビアッジは11位。シケインの進入を見ても、タイトなラインを取り、スムーズに切り返したロッシに比べ、ビアッジは、大きく回って切り返しも重たそうに見えた。

 2スト3位はノリック。しかし、総合12位と、かなり苦しんでいるよう。回復したマッコイは2スト5位と健闘。対して、中野は初日総合6位につけるもクラッシュ、2日目は大事をとって走行を見合わせた。

 青木、マクウィリアムス、vdグールベルグはまだブリヂストンタイヤの状態がよくないのか、トップから3秒前後遅れてしまった。対して原田はタイヤをミシュランからダンロップにスイッチ。先日の鈴鹿HRCテストから2秒ほどタイムを更新し、調子は上向きのようだ。

suzuka irta test results

 -ホンダは今シーズンも大変か?
インテックス大阪で行われた、大阪モーターサイクルショーにて、デンソー主催のトークショーに東選手と上田選手が出席し、上田選手は、「ルーチョ(チェッキネロ=アプリリア)は余裕でタイムを出している。コーナーでは追いつけるんだけど、直線でグッと離されてしまう。」とのことで、アプリリアはよく走っているらしい。しかし、二人そろって、「そんなにタイム差があるわけでもなかったので、あとは鈴鹿でホンダがスペシャルを用意してくれることを期待しています。鈴鹿では僕(上田選手)と東君で1-2フィニッシュをします」とのこと。

-HRCテスト第1日
HRCがテストを鈴鹿で行い、2日間のうちの1日目は、ロッシがダントツでトップ。2位に宇川と、RCVの2人がまたも1-2。鈴鹿に強い加藤は3位。また、昨年の全日本SBチャンピオンの梁明がGSV-Rで、HRCテストライダーの伊藤真一がRSVで日本GPにスポット参戦する。スポット参戦するライダーは下表の通り。2日目には、加藤が意地の最速ラップ。しかし、本人はまだ納得していない模様で、東コースのコース変更が原因のよう。


第1日
第2日
加藤大治郎
Honda NSR500
2'06.88
2'04.44
バレンティーノ・ロッシ
Honda RC211V 2'05.710
2'04.53
宇川徹
Honda RC211V
2'06.310
2'05.10
柳川明
Kawasaki NinjaZX-RR
2'07.70
(5)
原田哲也
Honda NSR500

(6)2’10
サーキット・ベストラップ:L.カピロッシ(HondaNSR500)-2'04.777

ワイルドカードライダー
マシン
01年成績
出場枠
梁明
スズキGSV-R
全日本SBチャンピオン
MSMA
伊藤真一
ホンダRC211V
HRCテストライダー
FIM/DORNA
宮崎敦
ヤマハTZ250
全日本GP250/3位
MFJ
酒井大作
ホンダRS250R
全日本GP250/5位
MFJ
亀谷長純
ヤマハTZ250
全日本GP250/6位
MFJ
中富伸一
ホンダRS250R
全日本GP250/10位
FIM
青山博一
ホンダRS250R
全日本GP250/8位
FIM
葛原稔永
ホンダRS125R
全日本GP125/5位
MFJ
青山周平
ホンダRS125R
全日本GP125/8位
MFJ
生形秀之
エンデュランスNER125
全日本GP125/12位
FIM
小室旭
ホンダRS125R
全日本GP125/18位
FIM
スタハイ・チャンサップ
(タイ)

ホンダRS125R
ASEANカップGP125/2位
MFJ

-カワサキのGPマシンの名称が決定
2003年からMotoGPクラスに参戦するカワサキのGPマシンの名称が、"Ninja ZX-RR"に決まったそうです。イメージ・スケッチでは、尻上がりのライム・グリーンのカウルが印象的。

-加藤、文部科学省から表彰を受ける
2001年度250ccクラスチャンピオンの加藤大治郎が、文科省大臣室にて、初めて二輪プロライダーとしてスポーツ功労者として表彰を受けた。

IRTA CATALUNYA

-2002 年型マシン
チーム・ポンスがNSR500 のテストを終え、バロスは、昨年型( チーム・ポンスは昨年まで型落ちNSR だったので、おそらく2000年型最終型シャーシ
+2001 年型エンジン ) と比べ、「エンジンパワーが向上していて、シャーシは硬くなって安定性が増し、コーナーへの進入が速くなった。また、グリップもよくなった。だから、コーナーの出口でマシンがリフトしなくなった。」とのこと。しかし、カピロッシは、「でもホンダ 4 ストローク (RCV) の方がもっと速い。ヤマハやアプリリアも同じようなレベルにあるから、もっと仕上げないといけない。」とも言っているので、やはり 4 スト勢はかなり速いらしい。また、ムジェロでテストを行ったマルボロヤマハのチェカは、「シャーシがとてもよくなった。アクセルをあけるのも、マシンをコントロールするのも、楽になった。でも、まだエンジンは満足できるものではない。」とのこと。

- チーム・ダンティーンの代替ライダーが決定
クリビーレの休養に伴って、スペイン人ライダーのペレ・リバがダンティーンから出場することになった。リバは、昨季は
WSS( ワールドスーパースポーツ ) にホンダから出場、 1 勝を上げ、ランキング 7 位。

- エストリルIRTA テスト (updated 2/25)
F1
テストのあとのため、路面状態が悪く、初日はギャリー・マッコイと原田哲也が転倒して骨折した。 2 日目には、カピロッシ、 vd グールベルグが速さを見せた。初日骨折した原田は日本で手術後、 3 月からのテストに備える。右足を骨折したマッコイの開幕戦参戦は難しいと見られる。
エストリルIRTAテスト結果

バレンシアIRTAテスト結果

- クリビーレ、活動を一時休止
99 500cc チャンピオンのアレックス・クリビーレが、体調不良でドクターストップを受けたため、 1 年間、活動を休止することになった。今年ヤマハに移籍したクリビーレだが、今年は休養の年に当てるようだ。 チームも IRTA テストの 1 日目はキャンセルとなり、ノリックは出走することができなかった。代わりのライダーとして、アンソニー・ウェストの名前が挙がっている。

- セパンテスト
4 日から始まっているセパンのテストで、柳川明がカワサキの GP マシンのテストバージョンを披露。 8 日からはスズキの XRE0 のシェイクダウンテストが行われ、ロバーツ、ジベルナウともに好タイムをマーク。そして 9 日には、正式契約後初ライドの V ・ロッシが驚異的な速さを披露、 MotoGP クラス初代チャンピオンに向けて走り出した。 ホンダは最終日の 10 日に、ロッシが 2'03 という驚異的なラップタイムを記録した。また、レースを想定したレースディスタンスでのロングランテストでは、ロッシが 01 年に優勝したときのタイムを 47 秒短縮。 NSRの加藤大治郎も、 2'05 台をコンスタントに出すものの、宇川徹のラップタイムにも 1 秒及ばず、RCV の次元はすでに違うところにあるようだ。


2/7
2/8
2/9
2/10
バレンティーノ・ロッシ
ホンダ RC211V


2'04.36
2'03.61
宇川徹
ホンダ RC211V


2'04.78
2'04.29
加藤大治郎
ホンダ NSR500


2'05.83
2'05.35
ケニー・ロバーツ
スズキ XRE0

2'06.0


セテ・ジベルナウ
スズキ XRE0

2'06.0


梁明
スズキ XRE0

2'06.5


加賀山就臣
スズキ XRE0

2'06.5


柳川明
カワサキ ZX-7R(960cc)
2'06
2'06


原田哲也
ホンダ NSR500


2'09.57
2'08.72

-MZ、ワルドマンを起用
ドイツのメーカー、MZ がやっと今季の参戦体制を発表。第1 ライダーはすでに決まっているホセ・ルイス・カルドソ、第2 ライダーには250cc元チャンピオンで、ドイツ人のラルフ・ワルドマンが参戦。ダッチ
TTからの参戦で、それまではマシンのテストをするよう。カルドソ、ワルドマンともに 500cc クラスに参戦した経験がある。マシンは、 4 ストローク 990ccV 4 気筒で、 250 馬力を発生。

- カワサキの GP エンジン、サーキットに登場
カワサキの
GP エンジンのテストがセパンで始まった。見た目はかなりカワサキのスーパーバイク・ ZX-7R に似ているようで、 750cc のインライン 4 をボアアップしただけのようだ。排気量は、 900cc 960cc の間であると見られる。 明らかに ZX-7R と違うのは、フロントカウルに付けられた四角いエア・インテークで、ちょうどゼッケンを付けるようなところにある。スズキも一緒にテストをしていたが、ピットは端と端に設けられ、取材陣はカワサキのピットに近づけなかった模様。

- ドゥカティ、 GP エンジンを発表
2001 年度 WSBK チャンピオンを取ったドゥカティが、ついに 2003 年度 MotoGP クラス用のエンジンを発表した。 4 ストローク 989cc L 4 気筒という形のエンジンを投入する。 4 5 気筒よりも 10kg 軽くなる L ツインを選択しなかったのは、パワーで引けを取ると判断したため。最大出力は 16000 回転で 220 馬力。

- カルドソが MZ へ移籍
昨季はヤマハダンティーンから、型落ち
YZRで参戦した J.L. カルドソが、 MuZと契約した。 MuZ はまだマシンが完成していないため、中盤からの参戦となるよう。

- ロッシ、 HRC と契約完了
なかなか契約がまとまらなかったロッシと
HRCが、 2 年契約・ 1000万ドルで決着、ロッシは RCV 2 連覇を狙うことになった。

- ヤマハアルメニアテスト
ヘレスで行う予定だったヤマハのテストがアルメニアに変更され、
29 日から行われた。チームダンティーンはすでにテストを行っているため、阿部ノリックがトップタイムをマーク。中野真矢が 4 日目にノリックから 0.2 秒落ちのタイムをマークし、 2 位。
アルメニア (4025m)


1 日目
2 日目
3 日目
4 日目
阿部ノリック
ヤマハ YZR500
ミシュラン
1'36.9
1'36.1
終了

中野真矢
ヤマハ YZR500
ミシュラン
1'39
1'36.5
1'36.6
1'36.3
オリビエ・ジャック
ヤマハ YZR500
ミシュラン



1'36.8
アレックス・クリビーレ
ヤマハ YZR500
ミシュラン


終了

カルロス・チェカ
ヤマハ YZR-M1
ミシュラン


終了


-ヤマハダンティーンテスト最終日
ダンティーンのテストは最終日を終了し、阿部ノリックは
2 日目までのタイムをさらに縮め、好調をアピール。
アルメニア (4025m)


3 日目
阿部ノリック
ヤマハ YZR500
ミシュラン
1'37.5
アレックス・クリビーレ
ヤマハ YZR500
ミシュラン

コース・ベストラップ
-
-


-ホンダテスト最終日
宇川が3 日連続トップタイム。宇川と加藤が2'04 台に突入、宇川はRCVの性能の高さを、加藤は速さを見せつけた。
セパン (5548m)


3 日目
宇川徹
ホンダ RC211V
ミシュラン
2'04.78
加藤大治郎
ホンダ NSR500
ミシュラン
2'04.86
ロリス・カピロッシ
ホンダ NSR500
ミシュラン
2'05.39
伊藤真一
ホンダ RC211V
ミシュラン
2'05.86
アレックス・バロス
ホンダ NSR500
ミシュラン
2'06.58
ユルゲン・ vd ・グールベルグ
ホンダ NSR500
ミシュラン
-
サーキット・ベストラップ
L. カピロッシ
ホンダ NSR500


-カワサキとスズキ、全日本に
GPマシンを投入
カワサキが、約
20 年ぶりに GPに復帰する。 2003 年からの GP 参戦を前に、 2002 年は全日本プロトタイプクラスに投入し、マシンの熟成をはかるようだ。ライダーは WSBK で活躍していた柳川明。 ZX-7RR と同じインライン 4 を採用したエンジンとなる模様。また、スズキも XRE0 を全日本プロトタイプクラスに投入し、昨年の SB チャンピオン、梁明と、加賀山就臣がこれで参戦する。

- ヤマハダンティーン、アルメニアでテスト
ヤマハダンティーンがスペイン南東部にあるアルメニアで、
YZR500 をテストした。ノリックは 2 日目に好タイムをマーク、クリビーレは 1日目は風邪を引き、数周しかしなかったものの、 2日目には好タイムをマークし、復調した。
アルメニア (4025m)


1 日目
2 日目
阿部ノリック
ヤマハ YZR500
ミシュラン
1'39.3
1'37.6
アレックス・クリビーレ
ヤマハ YZR500
ミシュラン
-
1'39.6
コース・ベストラップ
-
-
-


-ホンダテスト
ホンダワークスによって行われているテストで、
RCV に乗る宇川徹が 2 日連続でトップ、 NSR に乗る加藤大治郎はミシュランタイヤを初テスト、カピロッシ、バロスのベテランを抑えて 2 位に入った。 vd グールベルグは 1 日目にマシンを大破、 2 日目までにマシンの修復が間に合わなかったため、 2 日目は走ることができなかったよう。 なお、ロッシはまだ契約がまとまっていないため、出走していない。
セパン (5548m)


1 日目
2 日目
宇川徹
ホンダ RC211V
ミシュラン
2'06.60
2'05.39
加藤大治郎
ホンダ NSR500
ミシュラン
2'07.84
2'05.86
伊藤真一
ホンダ RC211V
ミシュラン
2'08.36
2'05.91
ロリス・カピロッシ
ホンダ NSR500
ミシュラン
2'07.93
2'05.98
アレックス・バロス
ホンダ NSR500
ミシュラン
2'08.86
2'07.73
ユルゲン・ vd ・グールベルグ
ホンダ NSR500
ミシュラン
2'10.80
-
サーキット・ベストラップ
L. カピロッシ
ホンダ NSR500
2'05.637


-青木宣 、
3日連続でトップタイム
ヘレスで行われているテストは
3日目を迎え、青木宣篤が 3 日連続でトップ。原田哲也もタイムをのばし、ようやく 250 勢の前に。( ビデオはこちら@MotoGP.com →http://www.motograndprix.com/Site/main/news_full_story.jsp?IDEdition=6809)
ヘレス (4423m)


3 日目
青木宣篤
プロトン KR3
ブリヂストン
1'43.7
ジェレミー・マクウィリアムス
プロトン KR3
ブリヂストン
1'43.8
原田哲也
ホンダ NSR500
ミシュラン
1'45.2
ロベルト・ロルフォ
ホンダ NSR250
ダンロップ
1'45.6
エミリオ・アルサモラ
ホンダ NSR250
ダンロップ
1'45.7
クラウス・ネーレス
ホンダ RS125R
ブリヂストン
1'49.6
東雅雄
ホンダ RS125R
ブリヂストン
1'49.9
ヤルノ・ミューラー
ホンダ RS125R
ブリヂストン
1'50.5
サーキット・ベストラップ V. ロッシ
ホンダ NSR500
1'42.421

加藤大治郎
ホンダ NSR250
1'43.959

宇井陽一
デルビ 125
1'48.002

-青木 宣、
2日目もトップタイム
ヘレスで行われている合同テストで、青木宣篤がトップタイムをマーク。チームメイトのマクウィリアムスが
2 位。前日に NSR に初めて乗った原田は前日のタイムを更新した。
ヘレス (4423m)


2 日目
青木宣篤
プロトン KR3
ブリヂストン
1'44.7
ジェレミー・マクウィリアムス
プロトン KR3
ブリヂストン
1'44.9
エミリオ・アルサモラ
ホンダ NSR250
ダンロップ
1'45.5
ロベルト・ロルフォ
ホンダ NSR250
ダンロップ
1'45.9
原田哲也
ホンダ NSR500
ミシュラン
1'46.7
東雅雄
ホンダ RS125R
ブリヂストン
1'50.7
クラウス・ネーレス
ホンダ RS125R
ブリヂストン
1'50.6
ヤルノ・ミューラー
ホンダ RS125R
ブリヂストン
1'51.5

-原田が
NSRをテスト
ヘレスサーキットでテストが行われ、プラマック
RT から参戦する原田哲也、プロトン KR から参戦する青木宣篤とジェレミー・マクウィリアムスがそれぞれ 500cc のテストを行った。原田は、昨年クリス・ウォーカーやレオン・ハスラムが使ったマシン (2000 年型 ) を使い、次のテストから使える 2002 年型の前に、まず NSR500 になれるための走行を行ったようだ。原田は、 " もうスムーズに走れる " と言っているよう。青木は、 3 気筒のプロトンで走行し、シャーシの良さに絶賛していたよう。 250cc 125cc のテストも行われ、昨年の暮れに膝を負傷したアルサモラは完全に復活、 125 では東もテストを行った。
ヘレス (4423m)


1 日目
青木宣篤
プロトン KR Mk3
ブリヂストン
1'45.9
ジェレミー・マクウィリアムス
プロトン KR Mk3
ブリヂストン
1'45.9
エミリオ・アルサモラ
ホンダ NSR250
ダンロップ
1'45.9
ロベルト・ロルフォ
ホンダ NSR250
ダンロップ
1'46.7
原田哲也
ホンダ NSR500
ミシュラン
1'51.2
東雅雄
ホンダ RS125R
ブリヂストン
1'52.1
クラウス・ネーレス
ホンダ RS125R
ブリヂストン
1'52.5
ヤルノ・ミューラー
ホンダ RS125R
ブリヂストン
1'53.2

-マクシムエンジンテクノロジー、
GPマシンを発表
英国のマクシムエンジンテクノロジーが、来年
( 再来年 ?) 用の、 4 ストロークマシンを発表した。エンジン形式は、並列 2 気筒で、 17950rpm 210 馬力を発生。 18000rpm まで回すことが出来、大きなボアが特徴。まだモデルしかでていないが、本当に登場するのか。

- 今年は #1 ゼッケンは無し
今年度
MotoGP クラスのエントリーリスト発表で、ロッシのゼッケンナンバーがチャンピオンナンバーである "1" ではなく、ロッシがずっと付けてきた "46" で参戦することになっている。ビアッジも前年度 2 位のナンバーである "2" ではなく、昨年と同じ "3" を付けるようだ。そのほか、マッコイが "5" から "8" へゼッケンナンバーの変更を行っている。標準である前年度の順位と同じナンバーを付けているのはバロスただ一人で、そのほかはみんな自分で決めたナンバーを付けて参戦するようだ。

- 2002 年度 MotoGP 暫定エントリーリスト発表

-バンサン、アプリリアへ復帰
今年ホンダに乗り換え、マシンの違いにとまどいながら表彰台に
2 度上ったアルノー・バンサンが、今季は昨季サンナやロルフォがいたアプリリアのチームへ移籍することを決めたよう。

-2002 年型ホンダ NSR500 のカウルは
ホンダは、
2002年型 NSR500 のフロントカウルを、 RCVとそっくりのものに変更したよう。 2つの大きなエア・インテークが設けられ、アプリリアの RS3 にも似ている。その他、サイドパネルにも、リアカウルにも改良が加えられ、 NSR の進化はまだ終わっていないことが分かった。すでに加藤大治郎がこの新型カウルをテストしている。
 画像はこちら
→http://www.motograndprix.com/Site/main/images/newsbank/imagebank/big/4073.jpg

-2002
年型ホンダ RS125 はグレイト
センプルッチに移籍した上田昇が、
MotoGP のインタビューに応じ、 2002 年型のホンダ RS125R A キットは、加速性能が大幅に向上しており、アプリリアやデルビに引けを取らないと話し、自分も優勝争いに絡めるだろうと話していた模様。

- いよいよ来月に各社 4 ストロークマシンが激突
いよいよ
2/15にホンダの RCV 、ヤマハの YZR-M1 、スズキの XRE0 、アプリリアの RS3 がヘレスで激突する。各社タイムを公表していないだけに、注目を集めることは間違いなし !

-
上田がイタリアのチームへ
昨年は
TSRほんだから参戦したものの、シャーシなどの問題で、ふるわなかった上田昇が、イタリアのセンブルッチに移籍することを決めた模様。マシンはホンダ RS 。しかし上田は、 125cc は今年が最後とも言っているよう。

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